活性酸素とアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎といえば、昔は子供がかかる病気でした。症状も湿疹ができて痒い程度のもので、小学校に上がる頃にはたいていが治ってしまうものでした。
しかし、近年では小学校から大人までの多くの人が、アトピー性皮膚炎で苦しんでいます。
その症状はさまざまで、症状がつらく大変苦しんでいるかたも急増しています。しかし、困った事に、アトピー性皮膚炎が発症するきっかけは人により異なり、その発症原因を特定することが難しいのです。しかし、アトピー性皮膚炎の患者は、京阪、阪神、中京、北九州などの工業地帯とその周辺地域に多いから、工場から排出される公害物質、大気汚染、排気ガスなどの公害物質を含めて、広い意味での環境汚染が深く関わっていることは間違いありません。まず、挙げられるのが、自動車の排気ガス、工場の煙に含まれる窒素酸化物、イオウ酸化物、ダイオキシンも当然監視しなければならない物質です。
そして、室内のほこりやダニに加えて、室内の空気を汚染する科学物質のもとである新建材があります。これらの要因から、さらに考えられるのが、目、呼吸器、皮膚は直接酸素にさらされているので、活性酸素が原因でおこる疾患が当然考えられます。アトピー性皮膚炎は、抗酸化物質を活性化する力が平均的より低いことが分っています。そのうえ、不飽和脂肪酸の脂質を多く蓄えていて、これらが活性酸素の攻撃で過酸化脂質に変化してしまうのです。そのため、皮膚の角質層の保湿機能が弱まって皮膚が乾いてしまい、アトピー性皮膚炎がさらに悪化していますのです。したがって、アトピー性皮膚炎を改善するには、薬剤の添付や摂取食品の制限という対処療法だけでなく、体内の過酸化脂質を増やさないようにすることです。そのためには、脂肪分の摂取量を控え、体内での活性酸素の発生を抑え、化学物質や窒素酸化物などに侵されない生活環境を整えることが大切です。体内の活性酸素を抑えるにはどうしたらいいの?過酸化脂質排出するのは?その答えはQ&Aをご参照下さい。

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